
ビジネスシーンで欠かせないワイシャツ。
その上品さや着心地の良さを左右する重要な要素が‘‘糸の番手’’です。
番手とは糸の太さを示す指標で、数字が大きいほど糸は細く、小さいほど太くなります。
パッと見では違いが分かりにくいワイシャツですが、「さらりと軽い」「しなやかで光沢がある」「ハリがあって清潔感がある」などの印象の差は、この番手の違いに大きく関係しています。
毎日袖を通すアイテムだからこそ、番手を知るとワイシャツ選びがぐっと楽しく、そして正確になります。
番手が変わると何が変わる?―手触り・風合いの違い
ワイシャツの生地でよく使われる番手は、40番手・60番手・100番手以上など。
さらに上質な生地では120番手・140番手といった超高番手も使用されます。
番手が上がるほど、糸が細く、高級感のある質感に。

40番手前後
・太目でしっかり
・シワに強く扱いやすい
・毎日使う‘‘定番ワイシャツ’’に多い
→ビジネスシーンで幅広く選ばれる、扱いやすさと安心感のある番手
ほどよいハリでカジュアルシャツにも相性が良く、オン・オフどちらでも使いやすいのが特徴
60番手
・ほどよい柔らかさと上品さ
・肌あたりが良く、ビジネス用として最もバランスが良い
→迷ったら60番手が‘‘間違いない’’ライン
80~100番手以上(高番手)
・極細糸によるしなやかさ、自然な光沢
・肌に吸い付くような軽い着心地
・見た目が非常に上質でドレッシー
→特別なシーンや、上質なワイシャツを求める方に最適
120番手・140番手(超高番手)
・極めて繊細な超長綿を使用した、まさに‘‘ハイエンド’’の領域
・シルクのような自然な光沢と、とろけるような滑らかさ
・肌当たりは驚くほど軽く、長時間着てもストレスを感じにくい
・生地の表面が非常にきめ細かく、ドレッシーで上質な印象を演出
→高級ドレスシャツ、役職者、特別なシーンに最適
実は番手と同じくらい大事―“双糸(そうし)”という品質
ワイシャツの質を語るうえで欠かせないのが、糸が‘‘単糸か双糸か’’という違いです。

双糸とは
双糸(そうし)とは、細い糸を2本合わせて1本に撚り上げた糸のこと。
見た目は同じ番手でも、双糸を使うだけで生地の表情が大きく変わります。
双糸のメリット
・生地の表面が滑らかになり、美しい光沢が出る
・ほどよいコシがあり、型崩れしにくい
・洗濯を重ねてもヨレにくい
・さらりとした上品な肌当たりになる
特に80番手以上の細糸番手は双糸との相性が抜群で、上質さ・軽さ・丈夫さのバランスが取れた極上の生地になります。
→高番手双糸(例:100番手双糸・120番手双糸)は、‘‘ワイシャツ好きが選ぶ生地’’として定番です。
番手によって変わる‘‘見た目の印象’’

ワイシャツはビジネスやフォーマルにおいて‘‘外見を整える道具’’でもあります。
番手の違いは、見た目にも明確な差を生みます。
40~60番手
・マットな質感
・ハリがあり清潔感が強い
・真面目・誠実な印象
→新入社員やデイリーユース向き
落ち着いた雰囲気でカジュアルスタイルにも合わせやすく、オン・オフ問わず着回しやすい番手
80~140番手
・シルクのような自然な光沢
・表面が滑らかで上品
・洗練されたスマートな印象
→役職者、商談、特別な場に活躍
まとめ―番手を知るとワイシャツ選びが変わる
糸の番手は、ワイシャツの着心地・見た目・扱いやすさに深く関わります。
数値を理解して選ぶことで、ただの‘‘消耗品’’ではなく、日々の仕事を支えてくれる頼もしい一着に出会えるはずです。
次にワイシャツを選ぶときは、ぜひ番手+双糸の表記にも目を向けてみてください。
きっと、あなたにとって‘‘本当に心地の良い一枚’’が見つかるはずです。












