気軽に楽しむオーダーシャツ:ボタン選びと根巻で差がつくおしゃれ術


オーダーシャツには、生地、襟型、カフス、ポケット位置など、数多くの仕様がございます。
その中で「ボタン選び」は、直感的に選べて気軽に楽しめる仕様のひとつです。
ボタンはシャツ全体の印象を左右する大切なパーツ。
感性で選ぶ楽しさがありながら、装いの印象には確かな違いが生まれる、オーダーならではの魅
力的な要素です。

1.貝ボタンの持つ特徴

ワイシャツの表情をさりげなく引き立てるのが、天然の貝ボタンです。

高瀬貝白蝶貝黒蝶貝茶蝶貝といった天然素材は、それぞれに異なる輝きと色合いを持ち、
プラスチックボタンにはない深みを備えています。
光の角度によって柔らかく変化する光沢は、控えめながらも確かな上質感を漂わせ、装いに落ち
着きを添えてくれます。

小さなパーツでありながら、選ぶ素材次第でワイシャツ全体の印象は大きく変化。
その存在感こそ、オーダーならではのこだわりを体感できる要素として、多くのお客様から高い
評価をいただいております。

2.ボタン選びの楽しみ

ボタンは、生地や衿型ほど大胆な違いを生むわけではありません。

そのため「失敗したらどうしよう」と悩まずに、安心して自由に選べるのも大きなメリットです。

白蝶貝
上品な清潔感があり、フォーマルシーンに最適。
黒蝶貝
シックで落ち着いた印象、大人のビジネススタイルに好相性。
茶蝶貝
ナチュラルな色合いで、カジュアルやジャケパンスタイルに。
高瀬貝
柔らかな白で汎用性が高く、日常使いにぴったり。

さらにサイズや厚みによっても表情が変わります。

標準的な「10mm× 2mm厚」、存在感を出せる「10mm × 3mm厚」、やや大きめでカジュア
ルな「11.5mm × 2mm厚」など、直感的に選ぶだけで雰囲気を変化させられるのです。

3.こだわりの“根巻仕様” ― 手作業が生む確かな品質

当店では、衿腰やカフス部分のボタンに「根巻仕様」を採用しています。

根巻とは、ボタンの下に糸の“足”を作り、その部分を糸で丁寧に巻き上げる手法。
この工程を、当店では職人が一本ずつ手作業で仕上げています。

そのため、厚みのあるカフスや衿腰部分でも掛け外しがしやすく、糸の強度が増して長く愛用で
きるのです。
機械付けにはない美しさと耐久性、そして手仕事ならではの温かみが宿る仕立てといえるでしょ
う。

4.まとめ

「オーダーは難しそう」と感じている方にとって、ボタン選びは一番気軽に楽しめる仕様です。
服全体を大きく変えることなく、自分らしい個性を表現できるのがボタン選びの魅力。
そして小さな部分にこだわることで、オーダーシャツ全体の完成度がぐっと高まり、まさに「自
分だけの一着」としての存在感を放ちます。