
伝統と革新を兼ね備えたモノづくりとともに、200年以上の歴史を歩んできた英国生まれのシャツ生地メーカー「トーマスメイソン (THOMAS MASON)」。
最高品質の素材と卓越した技術で織り上げられる生地は、時代を超越したデザインと革新的なスタイルを提供し、世界中のウェルドレッサーやビジネスパーソンから絶大な支持を集めています。
今回は、名実ともに世界最高峰とされる「トーマスメイソン」のテキスタイルについて、唯一無二の魅力とそこに息づく伝統の軌跡を辿りながら、その人気の理由を徹底解説いたします。
1.「トーマスメイソン」の歴史
1796年、創業者であるサー・トーマス・メイソンは最初のシャツ生地工場を、イングランド北西部のランカシャー地方に設立しました。
以来、「トーマスメイソン」は2世紀以上にわたり、世界中の人々に愛される生地サプライヤーとして今も成長を続けています。
創業当時のイギリスは、第一次産業革命の真っ只中にあり、綿工業が産業の中心となりつつありました。まずは、「トーマスメイソン」が産声を上げた頃のイギリス国内の様子から振り返ります。
第一次産業革命における綿工業

17世紀から18世紀にかけて、イギリスはインドとの貿易を通じて、綿織物を大量に輸入するようになりました。
これらの綿織物は、それまで国内で主流であった毛織物と比べ、鮮やかな色柄や軽やかな着心地、手入れのしやすさが評価され、人々に広く受け入れられていきます。
綿織物の人気は、当時の主要産業であった羊毛産業に打撃を与えるほどになり、政府は輸入制限など対策を試みるものの効果がなく、ついには自国内で綿織物を生産する流れが生まれました。
このような背景の中、1733年にジョン・ケイが特許を取得した『飛び杼 (Fly Shuttle)』によって、織布の際に緯糸を通す作業が機械仕掛けとなり生産効率を大幅に高めたことが、技術革新の契機となりました。
一方で、紡績の技術は長く進展が無く、生地の生産に必要な糸の供給が追い付かず、糸不足となる状況が続いていました。この問題を解決したのが、ジェームズ・ハーグリーブスが開発した『ジェニー紡績機』です。
1764年から1767年にかけて改良を重ねられ、多軸式のこの紡績機は、最終的には80本の紡錘で糸を巻き取ることができるようになり、綿糸の生産量を飛躍的に増加させました。
さらに1769年、リチャード・アークライトが水車を動力とする『水力紡績機』を発明し、人の手で行われていた作業を機械化したことで、家内制手工業から工場制機械工業への発展が始まります。
その後、1779年には既存の紡績機に改良を重ねた『ミュール紡績機』をサミュエル・クロンプトンが発表し、より細くて丈夫で均一な糸を織り上げることができるようになりました。
そして、エドモンド・カートライトによって機械の動力で布を織る『力織機』が1785年に発表されると、イギリスの綿工業の発展が決定的なものに。
1787年には、この『力織機』に蒸気機関が動力として取り入れられ、1789年には『ミュール紡績機』にも同様に導入され、高品質な綿織物の大量生産が可能となり、イギリスの綿工業は国際貿易における比較優位性を確立しました。
トーマスメイソンの歩み

現存するシャツ生地メーカーの中でも屈指の歴史を誇る「トーマスメイソン」は、19世紀中頃から本格的に綿織物の生産を開始し、貴族や上流階級を顧客とするロンドンのテーラーで取り扱われるようになりました。
その品質の高さが評判を呼び、イギリス国内のみならず世界各国へと生地が輸出されるようになり、1875年には、老舗メンズブランドが集まるジャーミンストリートを中心としたセントジェームズ地区に拠点を移し、ビクトリア朝時代の紳士の代名詞的存在に。
第一次世界大戦中には、防水性や耐火性を高めた生地や加工技術の研究開発を通じて軍事面でも貢献し、さらに1936年には英国王室御用達のシャツメーカーである『ターンブル&アッサー (Turnbull & Asser)』の独占サプライヤーに任命され、国家を代表するテキスタイルメーカーとしての地位を不動のものとします。
また、1960年代には、モッズカルチャーやピーコック革命の影響で、カラフルで大胆な配色のストライプやチェック柄の生地が注目を集め、時代のスタイルアイコンや紳士たちの華やかで個性的なスタイルを彩る役割を果たしました。
1992年、「トーマスメイソン」に大きな転機が訪れました。ヨーロッパ最大手の繊維メーカーの一つである『アルビニ(Cotonificio Albini S.p.A)』が、およそ700冊に及ぶ約150年分の生地見本のアーカイブと、ランカシャーの工場で稼働してきた織機と共に「トーマスメイソン」を買収により傘下に置きました。
これにより、生産拠点をイギリスからイタリアへと移されましたが、その伝統と品質は新たな地で受け継がれ、現在では8つの工場で生産が行われています。
2. トーマスメイソンの生地の種類

「トーマスメイソン」は、種まきから収穫、紡績、染色、織布、仕上げに至るまで、すべての生産工程を自社で一貫して管理する垂直型統合工場として知られています。
また、自社内に設けられた研究所で品質保証のテストを行い、サプライチェーン全体を網羅することで、常に変わらない高いクオリティを保ち続けています。
英国の伝統的な製法や色柄へのこだわり、最高級の原材料と最先端の紡績・製織技術により、「トーマスメイソン」ならではの魅力が活かされた様々なコレクションやシリーズをご紹介いたします。
THOMAS MASON / GOLD LINE
「トーマスメイソン」の創立200周年を記念して立ち上げた、最高品質のコレクション『GOLD LINE』。
「エジプト綿の女王」と称されるGIZA45を贅沢にも使用した140番双糸を素材に採用し、静謐な光沢感と肌を優しく包み込むような滑らかな質感を併せ持つ美しいテキスタイルを織り上げています。

¥27,500~
生地特徴:綿素材
素材:綿100%
糸番手:140/2×140/2

¥27,500~
生地特徴:綿素材
素材:綿100%
糸番手:140/2×140/2

¥27,500~
生地特徴:綿素材
素材:綿100%
糸番手:140/2×140/2
THOMAS MASON / JOURNEY
出張や旅行の際など、しわの無いシャツをいつでも楽しみたいというニーズに応えて誕生した、「トーマスメイソン」によるリンクルフリーコレクションである『JOURNEY』。
高品質な綿本来の豊かな表情を損なうことなく、ビジネスパーソンにとって重要な清潔感を防シワ性から支えます。

¥25,300~
生地特徴:綿素材 / 形態安定
素材:綿100%
糸番手:120/2×120/2

¥25,300~
生地特徴:綿素材 / 形態安定
素材:綿100%
糸番手:120/2×120/2

¥25,300~
生地特徴:綿素材 / 形態安定
素材:綿100%
糸番手:100/2×100/2
THOMAS MASON / SILVER
100番双糸による奥行きのある表情を携えた【SILVER】シリーズ。
ブリティッシュスタイルを体現するに相応しい生地であり、トーマスメイソンのあらゆる生地の基盤とも呼べる存在です。

¥23,100~
生地特徴:綿素材
素材:綿100%
糸番手:100/2×100/2

¥23,100~
生地特徴:綿素材
素材:綿100%
糸番手:100/2×100/2

¥23,100~
生地特徴:綿素材
素材:綿100%
糸番手:100/2×100/2
THOMAS MASON / CAMBRIDGE
80番双糸の素材をマットな表情に仕上げたオックスフォードシリーズ【CAMBRIDGE】。
カジュアルシーンはもちろんのことジャケパンスタイルにも最適な生地の一つです。

¥23,100~
生地特徴:綿素材
素材:綿100%
糸番手:80/2×80/2

¥23,100~
生地特徴:綿素材
素材:綿100%
糸番手:80/2×80/2

¥23,100~
生地特徴:綿素材
素材:綿100%
糸番手:80/2×80/2
THOMAS MASON / TOWER
英国紳士のアンダーステイトメントな佇まいを彷彿とさせる綾織りシリーズ【TOWER】。
80番双糸による程よい厚みと落ち着いた光沢感が魅力のツイル生地です。

¥23,100~
生地特徴:綿素材
素材:綿100%
糸番手:80/2×80/2

¥23,100~
生地特徴:綿素材
素材:綿100%
糸番手:80/2×80/2
THOMAS MASON / ROYAL OXFORD
「トーマスメイソン」のベストセラーの一つである【ROYAL OXFORD】は、その名の通り100番双糸という高番手を用いたロイヤルオックスフォード生地のシリーズです。
しっかりとした生地感と優れた通気性に加えて、ワンランク上の素材感を楽しむことができます。

¥23,100~
生地特徴:綿素材
素材:綿100%
糸番手:100/2×100/2

¥23,100~
生地特徴:綿素材
素材:綿100%
糸番手:100/2×100/2
▶ ≪THOMAS MASONの生地一覧≫はこちら (SKYRTAへリンクします)
3. SKYRTAのオーダーシャツ

スキルタは1940年創業、長野県千曲市にあるシャツメーカーが運営するオーダーメイドシャツ専業ブランドです。
自然豊かな信州の地で、永い歴史に培われた伝統と技術を大切にしながら、シャツを通じて、その方の人生に寄り添っていける、たいせつな一枚をお届けします。
スキルタのオーダーシャツでは、首回りや袖丈の調整はもちろん、肩幅や上腕回り、バスト、ウエストなど細かなサイズ指定が可能なため、既製品では味わうことのできない特別な着心地を体感できます。
また、ご自身のサイズを把握していない方も、「SKYRTAサイズ診断」により、自分の身体やシャツを測ることなく、いくつかの質問にお答えいただくだけで、あなたに合わせた提案サイズでオーダーすることが可能です。
年間12万着のオーダーシャツを手掛ける国内屈指の自社生産機能を持つスキルタでは、長野県千曲市の本社工場、熊本県天草市の天草フレックス工場、福島県双葉町のひなた工房双葉から一枚一枚皆様の元へとお届けしています。
熟練の職人が丁寧に仕立てる着心地抜群のオーダーシャツを、是非一度スキルタで試してみませんか?

