
『第一印象は3秒で決まる』という言葉をご存知でしょうか?
これは、アメリカの心理学者アルバート・メラビアン博士の研究で提唱された『メラビアンの法則』に基づく考え方です。
この法則によると、人がコミュニケーションを取る際、視覚情報が55%、聴覚情報が38%、そして言語情報が7%という割合で、相手に印象を与えると言われています。

つまり、多くの人は言葉よりも見た目から、最初の印象を判断しているということです。
第一印象は、その後の人間関係を大きく左右すると言っても過言ではありません。
心理学では、清潔感のある見た目をしている人は、能力が高い、誠実であるといったプラスの印象を持たれやすいということを、『ハロー効果』として知られています。
逆に、不潔な見た目をしている人は、不誠実で無能であるという評価をされる傾向があり、こちらは『ホーン効果』と呼ばれる現象です。

ビジネスシーンにおいて、シワの無い、きちんとアイロンがかけられたシャツは、まさに清潔感を象徴するアイテムの一つです。
清潔感のある服装は、自分自身への自信にも結び付き、あなたのポテンシャルを最大限に引き出すことにも繋がります。
面接やプレゼンテーションなど、重要な場面での第一印象をアップさせ、成功の可能性をも高めることでしょう。
あなたの魅力的な内面を、より輝かせるために、アイロンの掛け方をマスターしてみませんか?
このガイドでは、日常的にアイロンがけを簡単に、美しく仕上げるためのテクニックをまとめています。
是非、今日から実践して、自信に満ちた毎日をお過ごしください。
1. アイロンがけ前のひと工夫

アイロンがけは、面倒で時間がかかる家事の一つですよね。
でも、ちょっとした工夫を加えるだけで、その手間をラクにすることができるのです。
実は、普段何気なく行っている洗濯の習慣が、思わぬ形であなたのアイロンがけの難易度を高くしている可能性があります。
次の3つのポイントを心掛けることで、洗濯によるシワを減らすだけでなく、衣類へのダメージを軽減して、その後のアイロンの時間を短縮することができますよ。
シャツを洗濯ネットに入れる
シャツを洗濯機で洗う際には、洗濯ネットに入れることにより、他の衣類と絡まり合うのを防ぎ、摩擦による損傷やシワを抑えることができます。
また、洗濯ネット1枚に対してシャツ1枚にすること、シャツを畳んだ状態で洗濯ネットに入れること、シャツのサイズに合わせた洗濯ネットを選ぶことで、より一層効果を発揮します。
脱水時間を短く設定する
家庭で使われている全自動洗濯機は、一般的に5~8分程度が標準コースの脱水時間に設定されていますが、シャツの脱水時間は、15~30秒程度がおすすめです。
洗濯機の脱水機能は、洗濯槽を強く回転させることで、遠心力で水分を飛ばしているため、脱水時間が長くなればなるほど、負荷によりシワが強く刻まれてしまうのです。
適切な脱水時間にすることで、シワや生地への負担を抑制することができるようになります。
干す前に軽く伸ばして形を整える
洗濯後、シワが入った状態の洗濯物を濡れたまま放置すると、シワが繊維に定着してしまいます。
干す前に、衿やカフス、前立ての部分を、軽く引き伸ばしからハンガーに掛けて、吊るした状態で全体をしっかりと伸ばしておくことで、乾いた後のシワを軽減することができます。
最後に、日陰で風通しの良い場所に干せば、事前の準備はバッチリです。
これらを意識して行うだけで、この後のアイロンがけが格段にラクになったことが実感できるはずです。
また、洗いざらしの雰囲気が好みの方であれば、この状態でも充分に着用できる状態になっているかと思います。
それではいよいよ、シャツのアイロンがけのコツについてご案内します。
2. シャツのアイロンがけのコツ
お気に入りのシャツを今まで以上に美しく仕上げるため、アイロンがけの準備と注意点を確認しましょう。
まず、洗濯絵表示(取扱い表示)を参考に、素材に合った温度や当て布の必要有無を確認しておきましょう。
表示が無かったり薄れて読めないようであれば、低温から徐々に温度を上げつつ様子を見ながらアイロンをかけてみてください。
表裏がそれぞれ別の布になっていて、芯地が入っている『衿』と『カフス』は、表裏の両面にしっかりアイロンをかけることが重要です。
また、ボタンにアイロンが触れると破損の原因となる可能性がありますので、注意してください。
アイロンがけの順番について
ところで、シャツのアイロンがけの際に、かけていく順番を意識したことはありますか?
全体の流れやそれぞれの箇所のアイロンのかけ方をしっかりとイメージしておくことで、手際よく綺麗に仕上げることができるようになります。

アイロンのかけ方:衿
まずは、衿から始めましょう。
取り外し式のカラーステイがある場合は、必ず取り外してからプレスしてください。
衿先から衿腰に向かって、左右両サイドからそれぞれ真っすぐプレスしていきます。
その後、衿羽根と衿腰を横一文字にしっかりと伸ばします。
衿は表裏両面どちらもアイロンがけを行うことで、より綺麗な仕上がりになります。



アイロンのかけ方:カフス&袖
次に、カフスです。
剣棒のボタンを外し、カフスを完全に開いた状態でプレスします。
ボタンホール(ボタン穴)からボタンに向かって、直線的にプレスしましょう。
カフスも衿と同様に、表側だけでなく裏側にもアイロンをかけることで、パリッとした仕上がりになります。
カフスを起点に剣棒の表面とタックの根元にしっかりとアイロンを当ててから、袖に移ります。
袖は、カフスから袖山に向かって、アイロンをかけていきます。
袖全体にアイロンをかける際は、端を避けるようにすることで、折り目が付いてしまうことを防ぎます。



アイロンのかけ方:身頃
最後に身頃です。
シャツが手元に溜まってかさばることがないように、下前身頃→後身頃→上前身頃の順にプレスします。
下前立てにアイロンをかける際は、ボタンを避けるように間に当てていきます。
その後、下前身頃の全体をしっかりと伸ばしていきましょう。
後身頃の全体にアイロンをかけていきます。
ボックスプリーツやサイドタックがある場合は、ヒダの付け根から折り目に沿ってプレスします。
上前立てにアイロンをかける際は、裾から衿に向かってかけていきます。
上前身頃もしっかりとシワを伸ばして、アイロンがけが一通り完了しました。



アイロンのかけ方:さいごに
まだ少し気になるシワが残っているようでしたら、霧吹きで湿らせてからアイロンがけを行うと効果的です。
アイロンをかける際には、一ヶ所に長時間当て続けたり、余計な負荷をかけることがないように気を付けましょう。
さて、事前の準備のおかげで、見違えるような仕上がりになったことを実感いただけたのではないでしょうか?
アイロンがけは、少しの手間をかけるだけで、あなたのシャツを格段に美しく見せることができるようになります。
このガイドが、あなたとシャツの日常生活をより良いものとする助けになれば幸いです。
手間をより一層抑えたいという方は、『形態安定加工』のシャツを検討してみるのも一つの手ですよ!
